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2021.08.27 Friday

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    早いのか遅いのか

    2017.01.30 Monday

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      気がついたらもう1月が終わりますね。

      つい先日年が明けたと思っていたら、

      もう最初の一ヶ月が過ぎ去ろうとしています。

       

      こんな調子だったら

      「つい先日年が明けたと思っていたらもうその年が終わろうとしてる」ってぼやくんだろうなあ。12月に。

       

      年をとるにつれて

      時間の経過スピードがどんどん早くなっているように感じてしまっているWildberry店主小川です。

      どうもこんにちは。

       

      これって要するに自分の行動ペースや思考ペースが遅くなっているってことですよね?

      時期にアクセルとブレーキを踏み間違えますね。

      幸いなことに車を持っていませんので、健康のためにも歩ける距離は歩きます。

       

      ノーカラーブルゾンを作ってみました。

      仕事のいろんな合間に、片玉縁ポケットの練習をしていました。

       

      片玉縁ポケットって主に布帛の仕様なので、今まで出会うことなく過ごしてきたのですが、

      ブルゾンを作りたいとなるとやっぱりポケットは片玉縁でしょう。となって、

      そこで初めてやり方を検索してみましたよ。

       

      で、出てきたやり方通りにやってみたらなんだか違う。

      で、スローになった思考をフルに使って

      一発でポケット口とポケット袋布を綺麗に形成する方法を編み出しました。

      いや。まるで私が発明したような気分で言っていますが、

      多分これが最初からみんなが知ってる正しいやり方なんだろうな。

       

      取引先の縫製工場の社長に「片玉縁なんて簡単だよっ!」と群馬弁で言われたのですが、

      なるほど、やり方をマスターしてしまえば簡単でした。

      理解するまでは「どこが簡単なんだよっ!これだから腕のいい熟練のプロは嫌なんだよっ!」と

      半ばキレ気味に練習していたのですが。

      要するに負け犬の遠吠えですね。

      負け犬店主小川です。

       

      うちの事務所のミシンにはなんとファスナー押さえがないものですから、

      ファスナー付けもかなり苦戦しました。

      ムシ(ファスナーのレール部分)の上に押さえを乗せて、

      押さえがずれないように、しかも生地を伸ばさないように両手で生地を押さえながら送り、

      こめかみの血管が数本切れる音を聞きながらまっすぐ縫いました。

       

      前面のファスナー部分はブルゾンの顔なので、

      ここが汚く仕上がってしまうとせっかく作った製品が台無しになっちゃいますもんね。

      ちなみにファスナー付けは縫製過程のずいぶん最後の方、クライマックスシーンあたりに来ます。

       

      こちらはまたいろんな仕事の合間を見ながらパターンの細かい部分の修正と、清書をして

      準備が出来次第データ化に出しますね。

       

      出荷作業や他の仕事との平行なので

      サンプルアップから実際のご紹介まで

      大変お時間をいただいてしまうのは大変心苦しいのですが、

      できるだけ色々ご紹介していきたいので、

      作るたびにそのままお知らせしますね。

       

      どうぞよろしくお願いします。


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      お風呂スリッパ

      2017.01.26 Thursday

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        実はずーっと長い間我が家のお風呂場にはお風呂スリッパがありませんでした。

         

        不便なので多少の妥協をしてでも買おうと決心することは何度もあったのですが、

        色や形がどうしても受け入れられなくて、

        どうしても買う事が出来ずにいつも敗北感に打ちのめされていたWildberry店主小川です。どうもこんにちは。

         

        クロックスをお風呂スリッパ代わりに使っていた時期もあったのですが、

        あれはお風呂掃除が終わった頃には靴下がビショビショになってしまうので、

        果たしてはく意味があるのだろうかと甚だ疑問でした。

         

        最近は生活用品でも独自のデザインプロダクトを取り揃えているお店が増えましたねえ。

        少し高いかもしれないんですが、

        色も形もスッキリしていて、しかもお風呂掃除が終わっても靴下がビショビショにならなさそうだったので

        これを買う事にしました。

         

        「お風呂スリッパ」で検索したら

        Google先生が

        「おめえこんなの好きだろ?」とオススメしてくれました。

         

        今は全国各地のいろんなお店から

        全く不自由や違和感なしにいろんなものが買えるので

        本当に便利な時代になりましたね。

         

        あ。

        Wildberryも、そんな便利なネットショップの一員でしたね。

         

         


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        着用してみましたよ

        2017.01.25 Wednesday

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          デニムのサンプルを着用してみましたよ。

          リラックスTの七分袖バージョンと合わせてみました。

          今年は特にリラックスTのゆったり感がちょうどいいような気がしますね。

           

          バスクシャツの細袖バージョンの7部袖とシンプルに合わせてみました。

          バッグを斜めがけするとなんだか春っぽくていいですね。

          これから自転車で出かけるのかな〜みたいな感じですかね。

           

          まだ寒いから自転車に乗るのだったら上着がないといけませんね。

          上に着用したブルゾンは次の次の〜〜え〜とその次ぐらいにご紹介するパターンのサンプルです。

           

          ノーカラーブルゾン。

          まだ寒いからスライバー裏毛縮絨加工でサンプルを作ってしかも裏地もつけたんですが、

          ご紹介できる頃にはもう春だと思うので、

          度詰め裏毛とかその辺で裏地もなしで良さそうですね。

          おすすめ生地も同じぐらいの時期に一緒にご紹介しますね。

           

          あ、もちろんファスナーもね。

           

          で、ボリュームマフラーをがっつり巻いてみた図。

          上にがっつりボリューム持たせてもいいかもしれませんね。

           

          尻には絶対に手を抜きません。

          何があっても絶対に。

           

           

          これはバスクシャツの布帛バージョンを着ています。

          私は実は短足なのですが、

          このデニムを履くと足が長く見えます。

          ヒップアップして見えるからですね。

           

          ガウンコートと合わせてみたり。

           

          ステンカラーコートと合わせてみたり。

           

          まだまだ寒いですがなんだか春が待ちどうしてくなって来ました。

           

          ずっと素足にサボのままで押し通したのは、私の怠慢です(笑)。

           


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          ベルトループは良いね

          2017.01.23 Monday

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            生地をパタパタと畳んでベルトに縫い付けたら

            良い具合にボリュームがありつつお腹周りはすっきりしたスカートができあがります。

             

            で、私なんかは大体の感覚で

            生地にダイレクトに線を描いて

            ジョキジョキ切って

            適当にタックを寄せて

            ダダダダ〜と縫っちゃいます。

             

            ある日ふと思いました。

            身頃の幅はどれぐらいが良いの?

            タックのたたみ方の幅はどれくらいが良いの?

            生地の幅のボリュームに対する長さのバランスは?

            どうすれば可愛く素敵なスカートになるの?

            って、

            経験を積んだから「大体こうやろ」「言われんでもわかるやろ」って思えるけど、

            Wildberryのお客さん全員がみんなみんな私のような縫い変態ではない。

             

            いや逆に全員が縫い変態だったらこんなにパターンが売れるわけないし、

            全員が縫い変態だったら「あの画像のサンプルのパターンは販売されますか?」なんて

            お問い合わせが来るわけもない。

             

            やっと気付きました。

            「アテクシってとっても根性の悪いいじわるばあさんだったのね。」と。

             

            つい最近まで自分は普通かひょっとしたら親切な人なんじゃないかと思っていたけど

            その実体は強欲意地悪ババアだったことが発覚したWildberry店主小川です。どうもこんにちは。

             

            先日のワイドなパンツに引き続き、サンプル縫製です。

             

            女性の永遠のスタンダード

            Xシルエットが簡単にできるタックギャザースカートを作ってみましたよ。

            ウエストはゴムだけどベルトループが付くので初心者さんでも既製品ちっくに見える仕上がりになりますよ。

             

            もちろんウエストマークしないでシンプルに着ても決まります。

            ウエストマークせずにバランスよく着るポイントは、トップスのボリュームを抑えることでしょうかね。

             

            10年ぐらい前にも、

            お客さんの洋服作りの参考になれば良いなと思って

            自分が着ている服や組み合わせをブログで紹介していた時期があったんですが、

            2ちゃんねるで悪口言われてたんでやめたんです。

             

            「あの人本当に自分好きだよね。」

            「ナルシスト」

            「私をみてみて〜って自己顕示欲の塊。」

            「私はオシャレさんですってアピールがうざい。」

             

            あの頃の私はガラスのハートだったんですね。(光GENJI?)

             

            でも実際には

            「組み合わせのヒントになります。」

            「アイデアが湧きます」

            って言ってくれるお客さんも多かったんですけどね。

             

            そんで人生半ばに来たせいか、ガラスだったハートにもステンレスメッキが施されてしまったようです。

            え?ヘドロがこびりついただけ?

            そうかもしれません(笑)

             

            なので、

            やっぱり一部の人の悪口よりも

            たくさんのお客さんのメリットを取ることにしました。

             

            こんな生地で作ったらこうなるよ。とか

            組み合わせ例とかアレンジ方法とか。

            できる限り色々ご紹介していきたいなあと思います。

             

            気が向いたらで良いんでたまに見てやってくださいね。

             

             


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            ベルトループがつきましたよ

            2017.01.20 Friday

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              ウエストゴムパンツですがベルトループが付くと見栄えが数段アップしますね。

               

               


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              きちんと見えたい

              2017.01.19 Thursday

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                リラックスTシャツに次回ご紹介のパンツ。

                 

                普通です。

                 

                ウエストにベルトをして前身頃をちょっとだけインしてブーツなんか履いてみたら

                なんだかちょっとオシャレっぽく見えるような気がしました。

                 

                ちょっとしたことなのに、全然違って見える。

                 

                ベルトなしでインしてみた。

                 

                ベルトあり。

                 

                やっぱりベルトありの方がいい。

                 

                これはヘリンボーンウールでフルレングスを作ってみたやつ。

                 

                ちなみにこのパンツは裏地をつけました。

                なんと、裏地用の生地じゃなくて

                普通のシーチングをつけました。

                薄手のローンとかでもいいかも。

                 

                中にレギンスを入れても引き攣れないし、

                暖かいし、

                何よりも裁断しやすく縫いやすい。

                 

                 

                何があってもお尻には絶対に手を抜きません。

                絶対に。

                 

                同じパターンですが股下丈が3種類。

                ワイドなパンツなので、股下の違いで雰囲気が全然違って見えます。

                 

                画像はサンプルなので上からベルトを重ねただけですが、

                ご紹介の時はベルトループのパターンと付け位置の指示が入ります。

                 

                週明けからパターンをデータ化に出します。

                ご紹介までもう少しお待ちくださいね。


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                嬉しい連絡

                2017.01.16 Monday

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                  岡山へ行く前日、

                  懐かしい人から電話がありました。

                   

                  テキスタイルメーカーを本格的に手伝うようになる前にメインで仕入れていた生地商社の担当営業さんでした。

                   

                  東京に引っ越してWildberryを休止するときに一時取引口座を停止していたのですが、

                  再開してくれるよう会社に申請してくれるとのことでした。

                   

                  Wildberryは開業からずーっと個人事業主としてやっているのですが、

                  個人事業主が生地商社と直接取引できるということはほぼなくて、

                  大概の個人事業主の生地屋さんは途中にブローカー的な会社を通して生地を仕入れます。

                   

                  個人でも口座開設してくれるテキスタイルメーカーはあるのですが、

                  とても限られているので、

                  結果個人事業主で生地屋をやっているお店は仕入先が被ってしまうという自体が発生してしまいます。

                   

                  そこの商社も当時、個人事業主で直接取引しているのはWildberryだけだと言っていました。

                  じゃあなんで個人事業主でもWildberryは口座開設してくれたのか?

                  それは多分、事業規模でしょう。

                  年間の売り上げが、本気だったから。多分。笑

                  そこの生地商社にとってメリットになる売り上げだと判断されたってことでしょうね。

                  ありがたい限りです。

                   

                  Wildberryを再開してから、

                  また一から取引先開拓しなくちゃならない状況だったのですが、

                  また少し幅が広がって、

                  再入荷できる生地も入れられる幅が広がります。

                  嬉しいです。

                   

                  ナウでヤングな生地を仕入れるぜ!

                   

                  児島のデニム工場さんの厚地用二本針ミシンです。

                  私が使っている本縫いミシンもBROTHERです。(余談)

                  厚地用ミシンは、下糸を巻くボビンが大きいんです。

                  使う糸が太いからね。

                   

                  デニムは、ミシンにかける糸が上糸と下糸の号数と色がそれぞれ違います。

                  上糸が#20、下糸は#30なのだそう。

                  言われてみればそうかも〜。

                  普段何気なく身につけているデニムですが、

                  実は全然知らないことが山盛りですね。

                   

                  これは閂ミシン。

                  コンピューター制御式なので、閂の幅と長さ、形もある程度好みで設定できるそうです。

                  私がOEMをやっていた頃に主にお願いしていたカットソー工場では

                  アナログの閂ミシンを使用していたので、

                  閂の中さは1cmともう一種類だったかな?

                  自由度がそんなに高くなかった覚えがあります。

                   

                  閂はパンツを組み立てた後で施すことがほとんどなので、

                  ウエストや裾を前側から入れてステッチができるようにミシンの台座が筒状になっているんですね。

                   

                  これはインターロックミシン。

                  ペガサスのミシンですね。

                  これ、もう4〜50年前のミシンらしいです。

                  でも未だに超現役。

                   

                  うちの事務所の工業用オーバーロックミシンはJUKIなのですが、

                  だいたい同じ年代のミシンなので、

                  動力の伝達方式が一緒でした。

                  この時代のミシンって、下にモーターがついていて、

                  その動力をベルトで伝える方式なのですが、

                  そのモーターがめちゃくちゃうるさいんです。

                   

                  ラジオや音楽や話し声など全部ぶっ飛んじゃうぐらい、

                  作業場中が「シュイ〜〜〜〜〜ン!!」というモーター音に支配されてしまいます。

                  下手したら来客が来てもわからないぐらい。

                   

                  スイッチを切ってもしばらくの間はモーター音が続くんです。

                  慣性の法則で、急には止まれないんですね。

                  すごく原始的です。

                  でもよく働きます。

                   

                  これは袖口や裾口を縫う筒ミシン。

                  袖口や裾を入れられるように台座が筒状になっていますね。

                  家庭用ミシンだと、台座をがパッと外せるようになっているものがほとんどですね。

                  工業用ではこれだけでも専用ミシンになります。

                   

                  これはポストミシンって言ったかな?

                   

                  例えばジージャンの肘に穴が空いちゃった、デニムのお尻が破けちゃったので補修したい。

                  という場合などに大活躍してくれるミシンです。

                  台座がタワー状になっているので

                  直したい部分をダイレクトに縫うことができるんです。

                   

                  素晴らしいですね。

                  さすがはデニムの街児島ですね。

                  デニムに対する愛情が半端ないです。

                   

                  これはリベットを打つための機械ですね。

                  リベットはものすごいたくさんの種類があるのですがレトロな薬戸棚に完璧に分類されて綺麗に収納されていました。

                  こういうところからも、仕事に対する並々ならぬ愛情が伺えますね。

                  いいですね。

                  素敵ですね。

                   

                  露出オーバーの画像でスミマセン。

                  アパレルのプロの現場にかなりの高確率であるという、NAOMOTOのボイラー式スチームアイロンです。

                  アイロン台の奥に置いてある馬は、デニムの足を売れるのにちょうどいい長さなのだそうです。

                  脇の縫い代を割ってアイロンするんですね。

                   

                  これは高温高圧プレス機。

                  接着芯を貼るときに小さいアイロンでちまちまやってられっか〜

                  てか温度も圧もアイロンと人の手じゃあ頼りないし。

                  ってヤツです。

                  上蓋の上にレバーがあるんですが、

                  かなり重いです。

                   

                  体重をかけてよっこらしょっと閉じて、ガチャンとロック音がするまでレバーを下げます。

                  かなりの重さです。

                  背筋が鍛えられて姿勢が良くなりインナーマッスルが鍛えられて代謝が良くなって

                  痩せて美しくなりそうです。

                   

                  実際こちらの工場の社長さんは女性なのですが、

                  すごく華奢でスタイルのいい方でした。

                   

                  物作りが好きっていうのが全身から伝わってくる素敵な方でしたよ。

                  工場さんって、一緒に物作りをするパートナーになってくれる存在なので、

                  フィーリングが合うことがとっても大事だと思うんです。

                   

                  こちらは本当に物作りのマインドを大事にされているのが

                  全てから感じ取れて、

                  素敵な工場さんに出会えたなあ〜と感激しました。

                   

                  こんな素敵な児島の名前を汚さないように、素敵なデニムを作りたいな〜。

                  と思った所存です。

                   

                  占ってもらったわけじゃないけど、

                  今年の私の運気は上り調子ですぞ。

                   


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                  餅は餅屋、デニムは児島

                  2017.01.14 Saturday

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                    岡山県倉敷市児島

                     

                    日本のデニム発祥の地。

                     

                    すごいまちなのですが、

                    実際にはとても静かで穏やかなまちです。

                     

                    人がいない。。。

                    駅前のロータリーにはカバーウォークがあって、そこにはデニムが万国旗のように垂れ下がっています。

                     

                    デニムのまち児島。

                    Wildberryオリジナルデニムについての相談をしに、

                    デニム工場さんに行ってきましたよ。

                     

                    デニムを作るには、専用のパワフルなミシンと、

                    デニムだけにしか通用しない専用の知識とスキルが必要です。

                     

                    あてくし、自分の起こしたパターンと作ったサンプルを携えて、

                    デニムの聖地児島に行ってきましたよ。

                    サブカルの聖地は中野、ヲタクの聖地は秋葉原ですね。

                     

                    以前テキスタイルメーカー勤務の時に、

                    児島のデニムメーカーさんのカットソー製品のOEMをさせていただいていた経験があるので、

                    児島は初めてではなかったのですが、

                    全くのデニム素人がデニムの聖地で自分が起こしたパターンを製品化してくれとお願いに行くのは

                    勇気が要りました。

                     

                    以前児島を訪れた時は出発地点は大阪だったので、

                    児島はそれほど遠い場所じゃないイメージだったのですが、

                    東京からだと遠くて驚きました。

                    ラストエンペラーの映画を観た時より長い時間新幹線のシートに座っていましたよ。(どんなたとえ?)

                     

                    岡山が近づき、児島が近づくにつれて

                    口の中がカラカラになり、やたらと水分を摂取してトイレが近くなった上に、

                    心臓が口から飛び出しそうになって

                    吐き気にも似たわけのわからない感覚に押しつぶされそうになっていたWildberry店主小川です。どうも皆さんこんにちは。

                    金曜日はイレギュラーで出荷をお休みしてしまって申し訳ありませんでした。

                     

                    相手方の会社さんに到着し、「やあやあどうもこういうものです」とお互いに自己紹介しあって、

                    今日は寒いですねえとひとしきり世間話をしてコーヒーをいただいた後で

                    おもむろに自分の起こしたパターンとサンプルを見てもらったのですが、

                    「うん、まあまあ、こんな感じでいいんでないの?」的な

                    全体的には及第点的なコメントをいただきました。

                     

                    ただ、デニム特有の仕様やパターンの弾き方の特徴など、

                    細かいところで直すべきところがあったので

                    それを宿題にまた月曜日からパターンの修正をしていこうと思います。

                     

                    洋裁やパターンを一切習ったことがない旨をお話ししたところ、

                    「洋裁やパターンを習ったことのある人は逆に初めてでここまで現実的なデニムのパターンは起こせませんよ」と

                    涙がじわんと溢れ出てきそうなお言葉をかけていただきました。

                    デニム作りと洋裁は全く別物なのだそうです。

                    カットソーと一緒ですね。

                    習うより慣れろ。

                     

                    デニム好きな男子なら大喜びする、ユニオンミシン。

                    裾上げチェーンステッチミシンです。

                    このミシンで裾上げした裾は、

                    徐々にねじれで独特の斜めヨレヨレのアタリがつくのが特徴です。

                     

                    今は生産されていない、幻のミシンなのだそうです。

                     

                    ベルトループ用の二本針ミシン。

                    裏側はロックミシンみたいに編模様になります。

                     

                    ミシンに関しては、いろいろお話を聞いて写真を撮りまくってきたので、

                    後日おいおいご紹介していきますね。

                     

                    なんと児島は飲み物の自動販売機までデニム柄という徹底ぶり。

                    恐れ入りました。

                     

                    月曜日から早速、

                    仕様の検討やパターンの修正

                    副資材の選定、発注、

                    実際のデニム生地の選定など

                    サンプル依頼の準備をしようと思います。

                    通常業務と並行にね。

                     

                    あ。

                    せっかく専用のミシンが勢ぞろいしている工場にサンプルを持ってお邪魔したんだから、

                    ボタンホール縫いをお願いすればよかった。

                     

                    やっちまったなあ。


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                    だいどんでんがえし(アポーペン)

                    2017.01.12 Thursday

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                      今シーズン最大の寒波が到来するみたいですね。

                      今日から明日朝までの予想降雪量が90cmになる地域もあると朝のテレビで聞きました。

                      雪かきを本当にマメにしないと、

                      家から出られなくなってしまうという事態も発生してしまいそうですね。

                       

                      私も北海道出身なので、豪雪ですごいことになった経験が何度かあります。

                      除雪車の出動が間に合わなくて、

                      一つの区が丸々陸の孤島みたいになってしまったこともありましたねえ。

                      雪で電車も動かない、

                      雪で国道も車が通れないという大惨事でした。

                       

                      該当する地域にお住いの皆さん、

                      除雪の際は屋根からの落雪に気をつけてくださいね。

                       

                      去年も確か、1月ごろに寒いからといってコートを一着新調したような覚えがあります。

                      一重じゃ寒いから、裏に綿のタイプライターで裏地をつけたような。

                      寒いので

                      寒いので2

                      寒いので3

                      ちょうど一年ぐらい前ですね。

                       

                      で、去年着倒したコートがヨレってきたので

                      今年も新しいコートを作りましたよ。

                       

                      去年と同じガウンフーディです。

                      個人的にこのパターンすごく好きなんです。

                       

                      今年はマイブームのリバーシブルで作りましたよ。

                       

                      まず、表地と裏地、まったく同じようにガウンフーディを作ります。

                      ポケットも付けちゃうし、肩と後ろ襟ぐりのラインもステッチを入れます。

                      袖口と裾、前合わせの始末をまだしていない状態です。

                       

                       

                      両方の身頃を裏返しにした状態で、袖口同士を向かい合わせに縫い合わせます。

                      ピコ太郎の「アポーペン」みたいな感じです。

                       

                      両袖縫い合わせたらこんな感じです。

                      頭の上で手を繋いで仰向けになっているみたいです。

                       

                      そのまま向かい合わせにして前合わせ部分をぐるりと縫い合わせます。

                      手を繋いで向き合ってチューしてるみたいな位置関係です。

                       

                      そのままぐるりと裾も縫い合わせちゃいます。

                      ひっくり返す口は30cmぐらい残して開けておいてくださいね。

                       

                      開けておいた口から、身頃をガバリと引っ張り出します。

                       

                      袖も引っ張り出します。

                       

                      わあ!もうほぼリバーシブルだ。

                       

                      あとはもうお好みですね。

                      私は今回はHorse clothライトベージュスライバー裏毛縮絨加工グレー杢を使用したのですが、

                      二種類の生地の厚さの差がすごかったので裾に5mm幅、前合わせに2cm幅のステッチを入れました。

                      今年はコバステッチしない中綿(ダウン?)コートが流行っているので、

                      そんな感じにした方が今年風かなとも思ったのですが、

                      折り返し部分があまりにも浮くので断念しました。

                       

                      ダッフルコートみたいにするのが好きなので、

                      トグルボタンを買って綿ロープを買って

                       

                      こんな感じにしてみました。

                       

                      裏側はこんな感じ。

                       

                      綿ロープのループをね、

                      身頃からはみ出すように付けちゃったので、

                      トグルボタンに表と裏両方のループを通さないといけなくなってしまったのは失敗でした。

                      前合わせからループがはみ出さないようにして、

                      トグルボタン側のループをもう少し長くすればもっと良かった。

                      まあでも付けちゃったのでこれはこれで着ます。

                       

                      というのもこの綿ロープ、

                      表と裏、一度にぶち抜きで縫いつけているのですが、

                      これがものっすごく大変だったんです。

                      やり直すエネルギーが残ってない。。。

                       

                      私はよく木から落ちる猿ですね。


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                      どくしょかんそうぶん

                      2017.01.11 Wednesday

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                        書店員さんが面白いPOPを書いたということで一部ネットニュースでも話題になっていた

                        「書籍X」

                         

                        先日、娘の友達が泊まりに来てくれた際に迎えに行った東京駅の書店で見かけました。

                         

                        本にはオリジナルのカバーがあって、ちゃんとした表紙があります。

                        でも、その上からさらにこのような書店員さんのPOPカバーがかかっています。

                         

                        私は本はKindle派なのですが、これはこのPOPが素晴らしいなと思ったので、紙の本で買いました。

                         

                        通勤の合間に少しずつ読んで、

                        先日ようやく全部読み終えました。

                         

                        この本を書いた清水潔さんの、ブレない信念と静かな情熱に感動しましたよ。

                        屁理屈も言い訳も一切なし。

                        ただひたすら淡々と、

                        自分の心の奥の声に従い続ける。

                         

                        「都合」とか「合理化」とか「だって」とか「でも」とか「しょうがない」とか

                        そういうものが一切ない。

                        その名前の通りまさに潔い生き方だなと思いました。

                         

                        カバーのPOPにも太文字で書いてあります。

                        「それでも僕はあなたにこの本を読んで欲しいのです」

                        私も同感です。

                         

                        もし興味を持たれたら是非読んで見てください。

                         

                         


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