早いのか遅いのか
2017.01.30 Monday
気がついたらもう1月が終わりますね。
つい先日年が明けたと思っていたら、
もう最初の一ヶ月が過ぎ去ろうとしています。
こんな調子だったら
「つい先日年が明けたと思っていたらもうその年が終わろうとしてる」ってぼやくんだろうなあ。12月に。
年をとるにつれて
時間の経過スピードがどんどん早くなっているように感じてしまっているWildberry店主小川です。
どうもこんにちは。
これって要するに自分の行動ペースや思考ペースが遅くなっているってことですよね?
時期にアクセルとブレーキを踏み間違えますね。
幸いなことに車を持っていませんので、健康のためにも歩ける距離は歩きます。
ノーカラーブルゾンを作ってみました。
仕事のいろんな合間に、片玉縁ポケットの練習をしていました。
片玉縁ポケットって主に布帛の仕様なので、今まで出会うことなく過ごしてきたのですが、
ブルゾンを作りたいとなるとやっぱりポケットは片玉縁でしょう。となって、
そこで初めてやり方を検索してみましたよ。
で、出てきたやり方通りにやってみたらなんだか違う。
で、スローになった思考をフルに使って
一発でポケット口とポケット袋布を綺麗に形成する方法を編み出しました。
いや。まるで私が発明したような気分で言っていますが、
多分これが最初からみんなが知ってる正しいやり方なんだろうな。
取引先の縫製工場の社長に「片玉縁なんて簡単だよっ!」と群馬弁で言われたのですが、
なるほど、やり方をマスターしてしまえば簡単でした。
理解するまでは「どこが簡単なんだよっ!これだから腕のいい熟練のプロは嫌なんだよっ!」と
半ばキレ気味に練習していたのですが。
要するに負け犬の遠吠えですね。
負け犬店主小川です。
うちの事務所のミシンにはなんとファスナー押さえがないものですから、
ファスナー付けもかなり苦戦しました。
ムシ(ファスナーのレール部分)の上に押さえを乗せて、
押さえがずれないように、しかも生地を伸ばさないように両手で生地を押さえながら送り、
こめかみの血管が数本切れる音を聞きながらまっすぐ縫いました。
前面のファスナー部分はブルゾンの顔なので、
ここが汚く仕上がってしまうとせっかく作った製品が台無しになっちゃいますもんね。
ちなみにファスナー付けは縫製過程のずいぶん最後の方、クライマックスシーンあたりに来ます。
こちらはまたいろんな仕事の合間を見ながらパターンの細かい部分の修正と、清書をして
準備が出来次第データ化に出しますね。
出荷作業や他の仕事との平行なので
サンプルアップから実際のご紹介まで
大変お時間をいただいてしまうのは大変心苦しいのですが、
できるだけ色々ご紹介していきたいので、
作るたびにそのままお知らせしますね。
どうぞよろしくお願いします。