ガラーンとした8月12日朝の地下鉄車内。
お盆やお正月は都内から人がいなくなると聞いてはいましたが
まさかここまでいなくなるとは。
特に今年は山の日からの連休の人が多かったんでしょうね。
お盆休みを頂いておりますが
仕事が好きすぎてお休みの日は何をして過ごしたらいいかわからずに
しまいには不機嫌になってしまうWildberry店主小川ですどうもこんにちは。
お休みも今日でおしまいで、明日からまたお仕事です。
張り切って行くぞ。お〜。
お店へのお問い合わせ等等のお返事は明日させていただきますね。
いま少しおお待ちくださいませ。
子山羊さんを一匹分オイル仕上げした革が手元にあったので
(販売しようと思って仕入れていた物ではないのか?え?)
それを使ってカッコ悪かったプラスチック製の経理関係用ファイルのカバーを作りました。
内側には未処理の領収書を収納できる大型(ここ重要)ポケットを付けました。
自分で作ると、「欲しい機能」が自由自在につけられるので便利ですね。
既製品の中から、自分好みの素材、質感、風合いで、しかも自分好みの機能が付いている物を探すって
ものすごく難しいですよね。
したがって「これでいいか」という選び方になってしまうんですね。
「これでいいか」と言えば。
新しい住処から二駅行ったところに大型ホームセンターがある事が最近判ったんです。
駅徒歩7分の立地に。
大型ホームセンターって郊外にしかないのかな?って思っていたんですが、
駅から歩いてすぐのところにあるって、すごくありがたいですね。
で、喜び勇んで行ってみましたよ。
どんなお店かな〜どんな品揃えかな〜とワクワクドキドキしながら。
まあ、行ってみたら普通の大型ホームセンターだったんですがね、
で、いろんなものがあるので用もないのに隅から隅までじっくり品揃えをチェックしてみましたよ。
そしたらね、新婚さんでしょうかね、若めのカップルが数組家庭用品を品定めしていました。
あるカップルは椅子を選んでいたんですが、
会話が聞こえてきましたよ。
女:「これでいい?」
男:「そうだねー。これでいいかな。値段も高くないし。」
女:「うん。用途はこれで十分間に合うしね。」
男:「そうだね。見た目も変じゃないし。」
二人で日々頑張って働いて(勝手に共働き設定)得た大事なお給料で買うのに、
「これでいい」と、妥協出来る理由を二人で相談していたんですよね。
せっかく一生懸命働いて得た大事な大事な給料を。
「これじゃなきゃ嫌だ!絶対これがいい!」と胸ときめいて嬉しくなっちゃうような素敵なものじゃなくて
「まあいいか。これで」としか思えないものの為に使うなんて!(シ○ホさんゴメンなさい)
と、なんだか胸が少し寂しくなりました。
諦めグセっていうんですかね。
妥協グセっていうんですかね。
社会生活をしていると知らない間に身についちゃうんでしょうね。
とても心優しそうな可愛らしいカップルでした。
社会生活の中で、いろんなことを我慢しながら、周りに気を使い遠慮して生きることに慣れてしまっているんでしょうかね。
と、かなり余計で大きなお世話なことを思ってしまいました。
完璧におせっかいおばさんですね。
そんな私は、ホームセンターで、全長140cmぐらいある大きなサボテンに恋をしてしまい、
連れて帰りそうになりました。
が、
「こんなにでかいサボテンを一人で抱えて電車に乗るとどうなるか」という現実の壁にぶち当たり、
(家に着くまでに何人の人に危害を加えてしまうでしょう)
とりあえずはすごすごと退散してまいりました。
無差別通り魔行為で逮捕される危険を冒す前に思い留まれて良かったです。
数日間頭を冷やして、どうしても忘れられなかったら再度迎えに行こうと思います。
その時はちゃんと配送をお願いしますよ。ご心配なく。
あ、でもうちの凶暴な愛犬の散歩用のハーネスとリードを買ってきましたよ。
ハーネスは引きの強い犬の矯正にも有効と言われているんです。
胴体ごと上に引っ張られるので踏ん張れなくなっちゃうので戦意喪失するみたい。
これで人や犬にガウガウ言ううちの犬も紳士に生まれ変われるかな。
英国紳士を連想して赤のタータンチェック柄にしてみましたよ。
妥協しないつながりですが
リビングのテーブル。
まだおニューなのですが。
ちょっと色が気に入らないので自分好みに加工することにしました。
まずは紙やすりで表面のクリア塗料を剥がしました。
で、ワトコオイルを塗りました。
ヤスリ掛けが甘かったみたいで、ワトコオイルの染み込み方がまだらになってしまいました。
でもまあ、これも愛嬌かな。
しばらく使って、
お手入れの時にまたヤスリを買ってきて再チャレンジしようかなと思います。
そういえば妥協しないと言えば、
若い頃にですね。
前よりも広い物件に引っ越したため、新しい家にゴミ箱が足りなくなったことがあったんです。
で、「これが良い!」って気にいる物が見つかるまでの間と思って、ダンボール箱で代用していました。
そうしたら母親に
「ダンボール箱をゴミ箱代わりにするなんて貧乏くさい。恥ずかしいから適当なゴミ箱買ってきて使ったら良いじゃない」と言われたんですね。
それに対して私は「好きでもないものにお金を使うなんて嫌だから、気にいる物が見つかるまではこのままで良い」と答えました。
すると母親は「じゃあ私がお金を出してあげるから、なんでも良いからゴミ箱を買いなさい」と。
誰のお金だろうと、好きでもないものを買うなんて嫌だったんですがね。
まだ古くなっていないゴミ箱を捨てる罪悪感を思うと、
好きなものに出会った時に購入を躊躇してしまうんじゃないかなあと思っていたんです。
実際にそうなりました。
で、結局「見つかるまでの間」と思って買った適当なゴミ箱をずっと使い続けることになる。
こういうのを「仮末代」というらしいですね。
昔の人は良く言ったものだと感心します。
母親は私のことを「偏屈で頑固で面倒臭い娘だ」と言っていました。
ここで改めまして「偏屈で頑固で面倒臭い」Wildberry店主小川です。どうもこんにちは。暑いですね。
今はその「妥協しないところ」が武器になって、今の仕事ができていて生活ができているんですがね。
なので「偏屈で頑固で面倒臭い」自分を今は誇りに思っています。