低血糖と糖質制限ダイエット
2016.04.30 Saturday
変な題名ですがGW最中、皆様はいかがおすごしでしょうか?Wildberry店主オガワです。どうもどうも。
低血糖症の状態が改善してきているように思います。
日々食べるものって大事ですね。
何気なく食べているものが体を作るんですもんね。
ぶっちゃけ話込みの今日はソーイングや生地には全く関係ない話です。
えーまずWildberry店主オガワは、15歳から19歳まで工業高等専門学校の工業化学科というところに通っていました。
その時に好きだった科目は有機化学でした。
有機化学とか、主に炭素を含む物質について勉強します。
炭素に水がくっつくと炭水化物になります。
ご飯や小麦粉やお砂糖も炭水化物です。
人間の体にとって一番効率よく吸収されるのはブドウ糖だと言われています。
口に入れると、消化管を経ずに直接血液中に浸透すると言われています。
そのため、ブドウ糖はエネルギーを最も効率よく体内に吸収することができる物質だと言われています。
(実際にはもっと早く吸収されるものもあるみたいですね)
アスリートなど、過酷な運動をする人には非常に重要な栄養源となります。
ただ、吸収率が良いということは血液中の糖質の濃度が上がるんです。
激しい運動をしている人は激しくエネルギー(=糖質)を消耗していて低血糖状態にあるので、
効率よく糖分が吸収されると非常に都合がいいわけです。
でも我々現代人、特にデスクワークや軽作業が主体の人たちにとってはこの糖質が血液中にあんまり多いとよくないので、
インシュリンという血液中の糖分を排出するためのホルモン物質を出して、血液中の糖分濃度を下げようとします。
生地屋という仕事は実は結構な重労働なので、今まではブドウ糖だろうがなんだろうが、
欲求のままに摂取しても全く問題も不都合もなかったわけです。
ですが最近助っ人さんがよく働いてくれるため、私は重労働からデスクワークや軽作業の割合が非常に増えました。
要するに運動不足ですね。
で
運動量が減ったのに糖質の摂取量は変わらない。
その時に血中の糖質の濃度が上がりがちになってしまったんですね。
それを改善せねばということでインシュリンがたくさん出る。
で、血糖値が下がる。
血糖値が下がったら空腹感を覚えるので間食をします。
するとまた血糖値が上がる。
上がった血糖値を下げなくちゃ、ってことでまたインシュリンが出る。
出すぎて血糖値が下がりすぎる。
で、体がしんどくなってまた間食。
血糖値が上がる
インシュリンドバー
血糖値が下がる
空腹感で間食
血糖値が上がる
インシュリンドバー
血糖値が下がる
無限ループ。
体をたくさん動かしていた時には体を楽にしてくれていた甘いもの(ブドウ糖を多く含む食品)が
体をあまり動かさなくなったら途端に不要なものになってしまったんですね。
でも、過去の経験から「疲れを感じるので甘いものを食べなくては」と思い込む。
で、悪循環になってしまっていたようです。
食事をすると体がだるくて寝込むほどになってしまっていました。
そこまで気付かんかね。普通。
で、
低血糖症を改善すべくいろいろ調べてみました。
そうしたら、低血糖症改善のための食事が糖質制限ダイエットとリンクしていることに気づきました。
大事なのはそれぞれの食品のGI値(グリセリック・インデックス)という数値らしいです。
消化されて血液中に溶け込むまでの時間が長いものはGI値が低く、短いものはGI値が高い。
ブドウ糖の値を100と設定して対比して数値を出しているみたいです。
ガソリンのオクタン価みたいですね。
ガソリンのオクタン価というのは石油系のオクタンという物質のことで、あ、オクタンというのは炭素の数が8個ある炭化水素のことなんですが、ギリシャ語読みで1=モノ、2=ジ、3=トリ(トリオの語源)、4=テトラ(テトラポットのテトラですね)
あ。脱線しました。
要するに、そんなに激しい運動をするわけじゃないんだから、
即効性のエネルギーを摂りすぎると毒になるよ、っていうことなんですね。
で、多分過剰摂取した糖質を上手に脂肪に変えて体内に蓄積することができる体質の人は
「糖質で太りやすい」っていうことになるんだと思います。
私は多分糖質をエネルギーに変えるのは上手だけど、脂肪に変えて蓄えるのが苦手な体質なんだと思います。
なので、余分な糖質は排泄せねば、ということでインシュリンが出すぎる。
で。
運動量が減ったのは仕方ないとして(運動不足を解消すべくスポーツをする気はないらしい)
食事で出来るだけ「余計なエネルギー」を摂取しないように気をつけようと思った次第です。
でも、GI値が低い食品を摂取すると、満腹感が感じられにくいんです。
なので、すっごくお腹が減った状態から低GI値のものばかりを食べると、満腹感がなくて食べ過ぎてしまう。
数十分経った後で信じられないほどの膨満感に悩まされることになります。
もともと、お腹ぺこぺこの状態からお腹いっぱい食べるのが好きなのですが、
この食べ方は運動不足ライフにはよくない。
まず、お腹が減りすぎることがないようにする
ちょくちょくと間食をするということですね。
で、間食をする場合はGI値の低いものを選んで食べる。
甘いものを食するなら、糖の種類に気をつけなくちゃいけません。
例えば上白糖はGI値108ブドウ糖よりも即効性がある優秀なエネルギー源です。
三温糖は茶色っぽい糖質なのでいいのかなと思いきや上白糖と同じ108。意外にヤルな。
じゃあ何がいいのかな〜。
私の高専化学科在籍中に担当教官が日本で初めて高純度精製に成功したということで各食品会社からオファーが殺到したと言われる
オリゴ糖はどうかな?
(ヒダノ先生元気かな?)
GI値10。
これは優秀ですね。
開発当初は1g一万円と言われたいたオリゴ糖が、昨今では1kg400円程度で購入できます。(ヒダノ先生ドンマイ)
コスパもよし。
同じく低GI値(32)の無糖ヨーグルトに入れて食べたら、ボリュームはあるし腹持ちはいいし、ビフィズス菌にオリゴ糖だなんてそりゃあ女性の味方ですよね。
腸内環境が改善したら風邪もひきにくくなるし、基礎代謝も上がるし、いいことづくめですね。
で、今日は間食用に全粒粉でビスケットを焼いてみました。
全粒粉(GI値44)200g 680kcal
バター(GI値29)80g 596kcal
オリゴ糖(GI値10)60g 177kcal
塩(GI値9)小さじ1/2 0kcal
を袋に入れてコネコネして伸ばして切れ目を入れて焼くだけ。
簡単です。
トータル1453kcal
1日分のカロリーに相当しますね。
GI値とカロリーの兼ね合いもありますね。
GI値が低いからってたくさん食べたらやっぱりカロリーの摂取過剰になってよくないんだろうな。
まだまだお勉強ですね。