岡山のデニムのアパレルさんの、
靴下の生産のお手伝いを最近させていただいています。
普段何気なく選んだり履いたりしている靴下ですが、
ニット生地と同じように、とっても奥の深い世界のようです。
私は靴下の生産に今までかかわったことがなかったので、
その奥の深さとか、難しさを、全然知りませんでした。
アパレルさんから「こんな編み柄で、こんな肉感の靴下で、色はこれで、模様はこれで・・・。」と依頼されても
靴下工場の営業さんに「お願いします〜。」と丸投げするしか出来ません。
でも、営業さんが
「この靴下は針が何本で、何インチの機械で、シングルのジャガードで、」などと分析してくれているのを見て
「丸投げするのは簡単だけど、それでは無責任だな。。。ものづくりを人任せにしてはいけないよな。。。」と思いました。
もともと靴下が好きだったので、
お世話になっている靴下工場の営業さんや、
デザイナーさん、web担当のデザイナーさんといろいろお話させていただき、
勉強させていただいています。
まだまだ全然何も知らないのですが、
ほんの少しだけ、糸のこととか、ゲージのこととか、針の本数のこととか、
機械の特性とかが、うっすらぼんやりとわかり始めてきているように感じます。
なんだか、とっても楽しくなってきました。
まだまだ全然知らない世界ですが、
こんな小さなアイテムですが、
いやいや、奥が深くてとっても面白いです。
編地とか、そのままニット生地に落とし込んでいけるので、
今まで自信がなくて柄起こしとか避けてきましたが、
先入観を持たないでこれから少しずつ挑戦してみようかな?と思い始めています。
あ♪これ、可愛い〜。
と、何気なくチョイスしている靴下が、
実はとっても難しい編み組織で、
その組織を編める機械を持っている工場がとっても少ないので
実際に作ろうと思ったら
順番待ちの長い行列に並んで
ほぼ半年とか一年くらい待って始めて編んでもらえる
位のすごく貴重なものだったとは、
最近までまったく知りませんでした。
しかもそんなスゴイ物が、
ほんの数百円から千数百円で販売されているなんて・・・。