高野口のパイル
2008.11.30 Sunday
和歌山県高野口地区。
正確には、和歌山県橋本市高野口町。
少し前(平成18年3月1日)に市町村合併で橋本市に合併されました。
その前までは、和歌山県伊都郡高野口町。
パイルのマチとして戦後の高度成長期にはものすごく栄えた町です。
今もパイルの生産は全国の9割以上を占めています。
パイル織物といっても種類はいろいろあります。
一番多い用途はモケットという、自動車のシートや足元のマットなどに使われる生地です。
そのほかで、私たちの目に良くとまるものとしては、「綿毛布」。
無印○品の製品は、そのほとんどを中国などの外国で製造されているのですが、綿毛布だけは高野口での生産にこだわっているそうです。
そして、フェイクファー。
ぬいぐるみに使うようなプードルファーなどは最近は中国で作られるようになってきているようですが、
毛皮と見間違うような高級フェイクファーはいまだに高野口でしか作れないそうです。
生きた動物を人間の都合で殺すことがないフェイクファーは、動物愛護やエコの観点からも今後ますます需要が増えていく分野なのではないかと思います。
運よく、最近高野口町のパイル工場さんとお知り合いになれたので、
今後パイルの作り方やパイルにまつわるドラマチックな歴史の話など
聞かせてもらえるのではないかと期待しています。
また新しい話が聞けたらここでご紹介しますね。
ちなみに今回ご紹介した高野口のパイルベージュのみ、再入荷が可能です。
手配が整い次第後紹介します。
今しばらくお待ちくださいませ。